“きぬさや”がもたらす美肌効果
誰もが二度見する透き通るような“ゆでたまご肌”を夢見て日々のスキンケアを怠らないレディースアンドジェントルメンではあるが
ひとたび街へ繰り出すと彼らのお肌は水分とは無縁の砂漠肌かヘドロが浮かぶオイリーブラックorホワイト肌
なぜ毎日、ノイローゼになるほどのケアに腐心しているのに状況は進展しないのか
煩悶し、焦り、もがき、憤り、メディア芸者の推奨するケア用品に一縷の望みをかけるも、肌に現れるものといえば“ニキビ”か“大人の吹き出物”ばかり
そんな皆さまのお肌のスキマをお埋め致しますとばかりに、次々と放たれる大量破壊兵器の数々
あ、いえいえ一切効果はありません、お客様のお肌が荒れていただければそれが何よりの報酬でございますといわんばかりのラインナップである
SK2に代表されるピテラの輝きとはいかなるものなのか、そもそもそのピテラとは一体何なのか
そんな思考を喚起させる動物的勘すら毛穴とともに蓋をされてしまっているのが現状である
なんと悲しいことだろうか
本来、美とは“内臓”から、そして病は“気”からといわれるように内なるところから放たれるものである
今日の食事が明日の自分を作るように、日々の生活があなたの「肌」をキメるのだ
前置きが長くなったが、美肌を求めるあなたが今、
今(5月7日現在)
積極的に食べるべきものとは何かをご紹介したい
それが「きぬさや」である
きぬさやの歴史は古く、その記述は聖書にも登場し、五穀豊穣を願う人々のみならず、生きとし生けるもの全ての支えとなっていた
三日月型の形状は文字通り「月」の周波数によるものでその美しいシュプールが女性の美を表しているともいわれている
曲線美に象徴される女性のボディラインは「胸」と「尻」に集約され、お豆に代表される敏感な部位はそっと包皮につつまれており、かの有名な卑弥呼はきぬさやを見て不覚にも粗相をおかしたとか
それほど女性とは密接な関係があるのだ
現代では意外と知られていないが「きぬさや」には女性らしさを“整える”効果が十二分にあるといえよう
この記事を読まれた方の多くが即日、スーパーや八百屋にきぬさやを求めて走るだろうが、決して慌ててはならない
間違っても市場を介したきぬさやを手にとってはならないのだ
理由は「えのき」の回で語った通りなので興味がある人は読んでみてほしい
可能な限り自ら畑へと出向き収穫したものを摂取するのが望ましい
さらにハウスものはなるべく避けて、路地栽培を求めて旅をするとよい
朝露に濡れた上物と出逢ったとき、
きっとあなたは感激のあまり天を仰ぎ、はち切れんばかりのナイスバディを大地に投げ出すであろう
全身を包む土の温かい感触、鼻をつく草花たちの香り、燦々と輝く太陽光、そして目の前には「きぬさや」
美肌はもうすぐである
完
(この記事はフィクションです)